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自転車旅行始まる。今治〜大三島

cycle tour 荷物一式
荷物をまとめて乗り換え
私の全荷物。オストリッチの輪行袋(L-100)と、自転車に取り付けるTOPEAKのリアバックはサイドパニアを拡張。白いのはドイターのバックパック。レインカバー付きで、お気に入り
サンライズ瀬戸
サンライズ瀬戸
行きはばたついて撮れなかったので、サンライズ瀬戸を正面からパチリ。さよならサンライズ瀬戸。
いしづち5号
いしづち5号
今度はいしづち5号に乗り換えて、今治へ。よろしく、いしづち5号。
今治駅
今治駅に到着
今治駅に到着。ここからやっと自転車登場。組み立てて、しまなみ海道入り口にある「サンライズ糸山」を目指す。
サンライズ糸山からみたしまなみ海道
サンライズ糸山にて
今治のサイクルターミナル「サンライズ糸山」の窓から。雨がやみません...。しばらく、ご飯でも食べながらこちらで雨宿り。
サイクルチケット
サイクリングチケットを購入
しまなみ海道は、各橋ごとに料金所があり、50〜200円ほどかかる。硬貨でもいいらしいが、係員の人がいるわけではないので、おつりはもらえない。記念にもなるし、サイクリングチケットが便利だろう。尾道駅前港湾駐車場/多々羅しまなみ公園/サンライズ糸山で売っている。
来島海峡大橋
来島海峡大橋
雨が止み、ついに出発。最初の橋は、「来島海峡大橋(くるしまかいきょう おおはし)」。今治から大島までを結び、全長は4105m。
馬島
馬島
来島海峡大橋を渡っている際に、ちょうど真下にある。
来島海峡大橋から見る馬島
来島海峡大橋から見る馬島
来島海峡大橋の上から馬島を撮影。橋の高さがかなりあるのがわかる一枚。
馬島からのぞむ来島海峡大橋
馬島からのぞむ来島海峡大橋
橋の途中、エレベータを使って馬島に降りることができます。馬島から来島海峡大橋を見上げると、その大きさに改めて圧倒されます。
海鮮丼
道の駅「よしうみいきいき館」の海鮮丼
具沢山で、贅沢な一品。
おこぜづくし
おこぜづくし
夕食は、民宿「カリブ」でおこぜづくし。これで1人前。ボリュームたっぷりですが、おいしいので食べきっちゃいました。
おこぜの刺身
おこぜのお造り
コリコリで新鮮です。
おこぜの煮付け
おこぜの煮付け
何気に一番すきかも。
おこぜの唐揚げ
おこぜの唐揚げ
煮付けとはまた違う香ばしさ。骨ごといけます。
おこぜの釜飯
おこぜの釜飯
締めはやっぱり...。いいダシ出てます。
つづく
今治で最初の洗礼〜雨そして坂
高松でサンライズ瀬戸からいしづみ5号で今治に向かう。
今治駅では、駅員の人が気を利かせてくれて、チケットを記念に返してくれた。「使用済み」の印つき。

駅員さんが押した「無効」印

今治駅でついに自転車を組み立てる。
リアのギアの位置が合わず手間どう。
ちょっと気持ちはあせっていたが、こういう時に限って、いろんな人が話しかけてくる。

私のイメージでは、自転車でしまなみ海道を渡る人は結構多く、珍しくないはずと思っていたのだが、話しかけてくる人のほとんどが地元の人ということを考えると、私の思い込みに過ぎなかったようだ。

ネットで調べる時は当然キーワードで引くので、自転車に熱心な人ばかりひっかかる。じまなみ海道の地元サイトも積極的だったので、なんとなく活発な印象をもっていた。

話しかけてきたおじさんの一人によると、午後には雨もあがるらしい。とはいえ、このまま駅で時間をつぶすのもつらいので、サイクルターミナルであるサンライズ糸山までが向かうこととする。

自転車はどうやら畳んだ時に、ギアをアウターにしておくのを忘れていたらしい。時間はかかってしまったが、なんとか組み立てた。練習していたのに、いざ本番となるとなんらかやらかしてしまうものだ。

頑張ってね、などと応援されながら、出発。
しばらく線路沿いを走っていたが、雨が大粒に。


今治〜サンライズ糸山→地図(大)

あわてて線路下のトンネルの下に逃げる。
リアバッグとバックパックにレインカバーをかけ、レインコートを着る。大雨は想定していなかったので、レインパンツはない。

再び雨の中へ。
雨でよく前が見えないので、スピードをおとして安全運転。
道は比較的平坦が続いたが、サンライズ糸山の近辺は上り坂。

寝不足もあり、からだが重い。
これからのサイクリングが不安になるほど、結構つらい。
坂の練習をしておけばよかった。

私のロードバイクは18段ギアなので、ギアをアウターにすればぐんぐん踏むことはなく、まわしつづけば進む。しかし、ギアを軽くすると当然1回転における距離は短い。進みが遅い状況で回し続けるのは精神力がいる。

慣れた人ならばなんのこともないだろうが、体育の成績もずっと赤ぎりぎりで、仕事もデスクワークで運動もたいしてしてこなかった運動不足の運動音痴。しかも、負けず嫌いときてるからたちが悪い。進まない遅い自分をおいといて、抜かされるとあせって踏んでしまい、しまいには心も体も折れてしまうのだ。

幸いこのときは私の他に自転車に乗る人もいないので、マイペースに進む。別にレースじゃないのだから、自分のペースで進めばいい、そうすればどんな長い坂道も登りきれる。
頭では分かっているのだけれども、つい気持ちがあせってしまう。

サンライズ糸山に到着し、屋根のある駐輪場に自転車を結わい付ける。レインカバーも一度外し、雨を払っておく。
サンライズ糸山でうどんをすする
サンライズ糸山は、朝早いのと平日ということもあり、観光客は誰もいない。奥に売店と食堂もあるのだが、あまりに閑散としているので、やってるのかやっていないのかがわからない。

私はお得意の引っ込み思案がでて、スタッフの人に聞くに聞けず、うろうろ。かなり怪しい感じだったにちがいない。
とりあえずトイレにいって、一息つく。

気合をいれて、食堂に行き「やってますか?」と聞く。こんな簡単なことを聞くのに、気合をいれないとできない自分がなさけない。食堂も売店もやっているらしい。

食券を自販機で買い、窓際の席にすわる。
四国といえばさぬきうどんというわけではないが、雨でからだが冷えたのもあり、たぬきうどんを注文した。

サンライズ糸山のうどん

たぬきうどんは、暖かく薄味で意外においしい。
雨は止まないし、急いでもどうしようもないので、ゆっくりと食べることにする。

ゆっくりうどんをすすっていると、ロビーの方がにぎやかになってきた。団体さんがやってきたようだ。

サンライズ糸山は、自転車がレンタルできるので、天気がよければ、観光客でもっとにぎあうのだろう。友人も彼氏と去年の夏にきたらしいが、借りようとしたら、真夏だったので止められたらしい。

1日で尾道までいこうとしたらしいのだが、確かに真夏はきついだろう。サンライズ糸山のスタッフの人も春か秋がよいと言っていたらしい。

自販機で水を買いロビーに戻ると、今日みたいな天気の日は誰も借りないだろうと思っていたのに、50から60代ぐらいの夫婦らしき人たちが自転車を借りていった。

もしかしたら雨やんだのだろうか。
ロビーを抜けて外に出ると、確かに雨はやんでいた。
来島海峡大橋を渡る
サイクリングチケットも買って準備万端の私は、急いでも荷物をまとめ、自転車にまたがった。

今治から向かう際のしまなみ海道第一の橋、来島海峡大橋へは長い長いゆるやかに登るスロープをあがる。サンライズ糸山から橋まではちゃんと自転車初心者にも配慮したコースになっている。
橋はかなり高いところにあるが、自転車で快適に登れる傾斜であがれるようになっている。

サンライズ糸山をかなり見下ろす高さまで登ってくると、気持ちも高まって来る。

車で瀬戸大橋を渡ったことはあるが、自転車で渡るのははじめて。来島海峡大橋は、海を渡る大きな橋なのだ。当たり前の事を書く様だが、頭では考えるのと見て感じるのとは違う。途中で足を止めて橋から海を見下ろす。

今私は海を渡っているのだ。
潮風が気持ちいい。

橋は予想外に車が通る度に揺れる。
大型トラックなど通ったひにはかなり揺れる。

それ以外は快適なものだ。
多少ところどころにつなぎがあり、ガタンとなるが、橋の上の道はほぼ平坦。道幅は狭いが、前の自転車を抜ける余裕はある。とはいえ、他に観光客もいないので、抜く必要もないのだが。

しばらく行くと、1つ目の料金所が現れる。
このままこの橋の終点大島まで行く場合は、100円、馬島に降りる場合は50円。

来島海峡大橋 料金所

私はせっかくなので馬島に寄り道することにする。
絶景ポイント 馬島
馬島はちょうど料金所の下に位置する小さな島だ。


馬島→地図(大)

馬島へは料金所脇のスロープを降りた先にあるエレベーターを使って降りる。エレベーターは貨物用のように大きく、1家族で自転車を乗せても 大丈夫ぐらいの余裕がある。

エレベーターを降り、外に出るとそこは小高い高台で、一面の海を見下ろす。右手には来島海峡大橋。

とても静かで人の気配もない。するのはまさに打ち付ける波の音と鳥の声。高台から自転車で坂を下り、島を軽く回って見る。無人島ではないはずだが、まったく人に会わないのは、平日だからだろうか。

来島海峡大橋をのぞむ一番アングルが良さそうな場所を選んで、愛車と大橋の記念写真を撮る。

来島海峡大橋と愛車コルナゴ

そこからの風景は、曇りだというのに、本当にきれいで、ボーッと眺めていると時間が経つのも忘れてしまう。

まだ旅は始まったばかりで、先がまだまだ長いというのに、結構長居をしてしまった。

私はもう少しゆっくりしたいのをがまんして、再び来島海峡大橋に戻った。次の島は大島だ。
瀬戸内海の海の幸を食す
大島へは再びスロープ。
長くくねくねと続くスロープは、今治と同様自転車で利用し安いようゆるやかな坂だ。

スロープを抜けると、海に突き当たる。そして、海の沿った道路に沿ってサイクルロードが続いている。分かりやすく行き先と距離も書かれた看板が各所にあるし、道にも自転車専用道路と書かれているので、初めてでも迷わずにすもみそうだ。方向音痴の私にとってはありがたい。

一応困らないよう地図ももってきた。
ツーリングマップから必要なところをコピーして、のりで張り合わせてきたお手製の地図だ。地図上には行きたいところや宿泊先も半透明のシールを使って記してある。また、ざっくり決めたルートも蛍光ペンで塗ってある。当然その通りは行けないだろうけど、旅は事前の準備も楽しいものだ。

大島に降りたってすぐのところに漁港があって、道の駅『よしうみいきいき館』がある。以前自転車雑誌でも取り上げられていた磯焼きが食べられる。


道の駅『よしうみいきいき館』→地図(大)

私は自転車を近くに結わい付けて、店に入る。店内は3つにわかれていて、1つが漁港に面してビニールハウスのようになっていて、七輪で魚介類を焼いている観光客がいる。

もう1つは売店。新鮮な魚が並んでおり、大きな水槽には魚が泳いでいる。平日ということもあり、観光客がもまばらだ。

私はもう1つの食堂にはいって、1,500円の海鮮ちらしを頼んだ。せっかく瀬戸内海に来たのだから食べない手はないでしょう。海鮮ちらしは、1,500円には見えないほど、具だくさんで、みそ汁も魚でだしを取ったものだ。

朝のうどんなんてすっかり消化してしまった私にとっては、より至福な瞬間だ。幸せ・・・

道の駅『よしうみいきいき館』を出ると、ペットボトルの水を購入し、粉末のVAMをいれ、シェイク。これで脂肪燃焼促進だ。
大雨の大島、泣きの亀老山展望公園
サイクリングロードは、海に沿って続く。しばらく走ると、『亀老山展望公園』の看板。しまなみ海道に来たことのある友人が絶対いくべきと言っていた場所だ。


亀老山展望公園へ→地図(大)

しかし、彼女がおすすめの頂上に行くには長い長い坂を登らないとならない。とりあえずどんなものだかふもとまで行ってみよう。しばらく走ると、ふもとにたどり着く前から坂が始まった。

ふもとにたどり着くと、車が数台止まっていて、にぎやかな声がする。声の先をのぞき込むと、神社らしきものがあり、数人の人達が談笑している。

ここまで来て引き返すのもなんなので、ちょっとだけ登ってみようか。坂の傾斜はあきらかにきついので、ギアをできるだけ軽くして、ゆっくりとのぼりはじめた。

やぱりきつい。息があがってくる。
こういうとき自分の体重の重さが格別憎らしく思う。

たまりかねて自転車を降りて、押して上がる。
息が落ち着いたら再びこぐ。

そんなことを繰り返していたら、なぜか行けそうな気がして来た。空は曇っているので涼しいし、緑は深くて、空気も澄んでいる。でも、これが誤りだったのだ。

平日とは言え、ときどき車が通り過ぎて行く。
なかには白装束の団体さんも。どうやらお遍路さんのようだが、大島にもお遍路さんで巡るお寺があるのだろうか。

義理の母が四国のお遍路さんにチャレンジしたのだが、島に渡ったという話は聞かなかった。通常のお遍路さんとは別に、裏遍路というものがあるとはきいたので、そのルートの1つなのだろうか。

そんなことを考えながら、へいこら登っていたら、雨が降って来た。とりあえず木の影に入り、雨支度をしていると、雨が本格的に強くなってきた。

なんで登ってしまったんだろう。
いまさらながら後悔がつのる。

雨は弱くなったり強くなったりを繰り返すものの、一向に止む気配はない。

すでに結構登って来たつもりなので、いまさら引き返すなら売店がある頂上まで行った方がいいだろう。この判断が正しいのか間違っているのかは分からないが、とにかく進もう。

心に決めると、比較的雨の勢いが弱まる木の下をなるべく通るようにしながら、自転車を押し続ける。

それからどのくらい経ったであろうか、やっと頂上らしい駐車場がみえてきた。ここまでなんと長かった事だろう。

ほっとしたのもつかの間、なんと売店が閉まっているではないか。しかも、本来の絶景は白いもやで何も見えない。

再び泣きたくなってくる。
とにかく雨宿りしてゆっくり考えよう。

売店は幸いにもビニールテントのような形で、中に入れるようだ。自転車を雨の当たらない売店のテントの際におくと、中に入りいすに座った。

どうにもできずしばらくぼーと座っていたが、雨は全く止む気配がない。結構がんばったよな。心がすっかり折れてしまった私は、結局タクシーを呼んだ。

タクシーは20分後にやってきた。
輪行袋にいれた自転車を、タクシーらしからぬワゴン車にを積んでもらい、まっすぐ大三島の民宿「カリブ」までむかってもらった。


亀老山展望公園〜大三島 民宿『カリブ』→地図(大)

タクシーの運転手さんは、非常に感じのよい人で、事情を話すと、残念でしたねと言い、道すがら通る観光ポイントを案内してくれた。

今日は雨のせいで、歩きのお遍路さんの人達がタクシーを呼ぶため、忙しかったそうだ。

民宿につくと、わざわざスタッフの方を呼んでくれ、民宿の中まで自転車を運びいれてくれた。

お金を払いお礼を言うと、明日は晴れますよ、と言ってくれた。
本当にそうだとうれしい。
民宿カリブ〜豪華おこぜづくし

民宿『カリブ』→地図(大)

民宿「カリブ」の部屋は小さな窓のある畳みの和室。
ブラウン管の小さなテレビと、古いちゃぶ台が置いてある。
お風呂は1つで、順番がまわって来たら、呼んでくれるらしい。

からだが冷えていたのですぐにでも入りたかったが、いたしかたない。濡れた服を着替えた後、家に電話をいれ、無事を伝えると、あとはすることもなく、テレビをみた。

お風呂は、一般家庭のお風呂がを大きくしたような感じだが、清潔で気持ちがよかった。。ボディソープやシャンプーなんかも、市販のもので「カリブ」とサインペンで書いてあった。

ゆっくりお風呂に浸かり、すっかり暖まると、今度は夕食。

民宿「カリブ」は、食事の評判がよかったので、楽しみにしていた。旅館もいいが、民宿の方が安いし、ご飯もおいしいのであればなおいい。

夕食は、おこぜづくし。
おこぜは、見た目はごつごつとしていて決しておいしそうとはいえないが、「夏のフグ」と呼ばれる実は高級魚。その身は白身で、ふっくらとして上品。

刺身はプリッとして甘みがあり、煮付けはふっくらとして幸せな味がする。から揚げは、煮つけとはまた違い、香ばしさが加わりまた美味。

締めの釜飯も、ダシがでてうまい。

ひとしきり味わって、お茶をすすると、隣の座敷から聞こえる声に耳を傾ける。別にふすまに耳を当てずとも、座敷をわけているのはふすまのみなので、会話が聞こえてしまうのだ。

今回民宿カリブに宿泊している人は、私以外に2組の夫婦。お兄さんと呼んでいるところを見ると、2組は親戚同士なようだ。顔は見えないが、おそらく50代〜60代以上だろう。

私と同じくおこぜづくしを食しながら、酒を酌み交わしているよう。

定年退職して時間ができたのもあり、気のおける親戚同士で旅行にきたのかもしれない。
私は、お酒も飲まないし、一人なので、部屋に戻ることとした。

明日も早い。さっさと寝ることとしよう。

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