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サンライズ瀬戸でしまなみ海道へ

cycle tour サンライズ瀬戸チケット
サンライズ瀬戸の特急・B寝台券
B個室寝台1人用(シングル)のチケットは、10,500円。これ以外に乗車券が必要だが、寝てる間に移動できるので、ちょっと得した気分。
サンライズ瀬戸内の廊下は狭い
サンライズ瀬戸内の廊下は狭い
バックパックをしょった状態で輪行袋に入った自転車を持ち、この廊下を通るのはかなり至難の業。
サンライズ瀬戸のしましまパジャマ
サンライズ瀬戸のしましまパジャマ
しっかりした素材で着崩れづらく、なかなかの着心地。ただし彼氏のシャツ借りました的な長さなので、さすがにこのまま廊下に出られません。
客室での収納(輪行袋・バックパックほか)
自転車も置けるスペース
寝てるときに倒れてこないように、自転車は入り口付近のスペースに。ほかの荷物は、ベット横に物が置けるスペースがあり、活用。シングルだから余裕だけど、ソロだと、自転車は厳しいかも。
共有の洗面台
洗面台は共有だけど、清潔
部屋の近くには、共有の洗面台。有料だけど、シャワーもどこかの車両にあるらしいが、家ではいってきたので、使いませんでした。
P4143160.JPG
サンライズ瀬戸の車窓から
写真はこのように厳しいけど、流れゆく夜の車窓を眺めるのはなかなか乙。寝不足注意です。
岡山での切り離し作業
岡山での切り離し作業
少し早起きして、岡山でのサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離し作業を見学。瀬戸側はすぐに発車してしまうので、出雲側の人たちのほうが楽しいかも。
外は雨
外は雨
あとは、高松で乗り換えて今治へ。この日は、雨。自転車で走れるのだろうか・・・
つづく
はじめての寝台列車体験〜サンライズ瀬戸
4月13日(月)22:15横浜駅のホームに立っている。 サイドポストにつけるタイプのリアキャリアを無造作にさしたバックパックを背負い、コルナゴのロードバイクをつめた輪行バッグを右手に抱きかかえ、リアバックはとりあえず地面においている。なかなかの大荷物だ。

ホームにはポツポツとそれらしき人が立っているものの、見渡せば普通の平日の風景。 平日の22時なんて、ちょっと前まではまだ会社で仕事をしていた。会社は不景気ムードにもかかわらず、仕事だけはあって忙しい毎日。

しまなみ海道に行こうと思い立ったのが1ヶ月前。自転車雑誌での記事を見て、かなり前から行ってみたいなあとは漠然と思っていたが、2月末で会社を辞めて、ふと行ける時間ができてしまった。

それでもなかなか踏ん切りがつかず、サンライズ瀬戸のチケットをとったのが3月31日。一応天気の日が比較的多い4月だが、なぜか明日は雨らしい。

一人旅は初めてではないけれど、輪行での一人旅は初めて。
事故にあったら?怪我をしたら?と周りは心配していたが、当の私はといえば、何とかなるだろうと楽観的。一応保険だけは入っておきました。

サンライズ瀬戸はなかなかはいってこない。
始発ではないから、結構ぎりぎりなのかも。

やっと入ってきたものの、普通の電車と同じぐらいの乗り込み時間。
サンライズ瀬戸の顔の写真を撮りたかったが、それどころではない。
あわてて大荷物を抱えて乗り込む。

やはり平日、サンライズ瀬戸に乗る人はさすがに少ない。
デッキでほっと一息つくと、チケットに書いた客室番号を確認する。
デッキの自動ドアを開けると、上下に細い廊下。
その壁左右それぞれに各客室がある。

私は2号車22番、階段を上がってすぐ左手の客室だ。
すぐそこなのに、廊下が狭すぎて非常に通りづらい。バックパックをしょったままだと、大きな輪行バックがつかえてしまう。時折壁にぶつけてしまい、すでに客室にいる人たちに申し訳ない気持ちだ。

やっとこ客室に入れ込みひと段落すると、今度は客室のどこにおいておくか悩む。
とりあえず、ベッドの脇にものを置くようなスペースがあり、輪行バックを置いてみたが、非常に不安定で寝てるときに倒れてきそう。

輪行バックのおき場所で悩んでいると、コンコンとドアをたたく音。
車掌さんがチケットを確認しにきたのだ。
油断していた私は、あわてて荷物をひっくり返し、チケットを渡した。

結局、輪行バックはベッドと入り口の隙間にいれることにした。出入りしづらくはなるが、すっぽりはまってこれなら安全だ。客室をソロにするかシングルにするか迷ったが、シングルにして正解だった。ソロだったら、きっと輪行バックを置く場所はなかっただろう。

輪行バックの場所が決まると、他の荷物は先ほどのベッド脇のスペースに置いた。そしてやっと客室捜索。

客室の配置と荷物の置き場所を見取り図にしてみると、こんな感じ↓。

サンライズ瀬戸 客室見取り図

狭さがかえって秘密基地みたいで、わくわくする。

客室の装備は、コンセント1つ、目覚ましとラジオ、車内マップ、パジャマ。コンセントでとりあえず携帯を充電。

ラジオはNHK-FMだけが聞けるようだ。
シングルデラックスの客室は、衛星放送とWOWOWが見れるそうだ。

もう後は寝るだけだが、パジャマを着る前に、外を探検。

自分の客室を出てすぐの階段を下りると、洗面台とトイレがある。
別車両にシャワーもあるらしいが、シングルデラックス以外は料金に含まれておらず、車掌さんからシャワーカードを買う必要がある。料金は310円。

車内マップによると、シャワー室は隣の3号車にあるようだが、家で入ってきたので、今回は使用しなかった。使用する場合は、車掌さんがチケットを確認しにきたときに買ったほうがよいだろう。

とりあえず洗面台が近いことを確認して部屋に戻り、
パジャマに着替える。

しましまパジャマは、よくあるぺらぺらのものではなく、しっかりとした固い素材。パリッとして着心地もなかなかだ。ただ、丈は短いので、このまま外に出るのは到底無理。

すでに23時をまわり、明日も早いので寝ないといけないのだが、なんとなくすぐに寝るのもさびしい。とりあえず、照明を暗めにして、キオスクで買っておいたアーモンドチョコをつまみながら、窓の外を眺める。

窓は、直角ではなく上に向かって曲がっている。
ちょうどベッドに少し覆いかぶさる感じだ。
絵にするとこんな感じ↓。

ill_002.gif

サンライズ瀬戸は、横浜をでると、
熱海→静岡→大阪→姫路→上郡
という経路をたどり、岡山で、サンライズ出雲と分離、
児島を通り、高松へ向かう。

このままボーっと窓の外を眺めていたい気もするが、
予定では、サンライズ出雲の切り離し作業を見るために、6時前に起床するつもりだ。
もう寝ないと...と思いながらも、窓から離れられずにいた。

車窓を流れる風景は、夜。
真っ黒く塗りつぶされた車窓を無数の光が線を引いて通り過ぎる。

ふと不思議な感覚にとらわれる。
そもそもこんな風に周りの目も気にせずに、一人で車窓を眺める機会自体が、大人になるとあまりない。口を開けた間抜け面も、駅に停車しない限りは、誰に見られることもない。ささやかだが幸せな気分になる。

こうした時間を過ごすことができるだけでも、この旅にきた甲斐があるというものだ。

そろそろ寝よう。明日も早い。
切り離し作業、そして外は雨...
5:50目覚ましがなる。 ちょっと寝不足気味だが、何とか起きた。

外はもうすっかり明るい。

ゆっくりと服を着ると、入り口の輪行バックをベッドの上に動かし、部屋の外へ。洗面台で顔を洗うと少し目が覚めてきた。

部屋に戻り車窓を眺める。

まもなく岡山。
風景は、広がる畑と家々が続く。

岡山といえば、横溝 正史の金田一耕介シリーズ。
それから、私よりも早く会社を辞めてしまった上司の出身地。
「本当はロボットじゃないか」とうわさがあった彼は、岡山出身で今年結婚式を地元で行った。

彼の地元では、「●●祭り」と彼の苗字のついた祭りが毎年行われるそうで、昔は盛大だったが、今はまだ生きている親戚のお年寄りが数名集まって静かに行われているそうだ。
彼は、自分の結婚式を「●●祭り」として盛大にあげると言っていた。

そして実際、十二単を着て、平安時代古来の和式で行った。
いまだに写真は見せてくれないが、なかなか趣があって、すばらしい式だったと本人は絶賛している。

話が脱線したが、そろそろ岡山に着く。

私の客室は2号車で、切り離し作業は7号車だ。

私はあわてて用意していたデジタル一眼レフを持って、7号車へ向かう。
各号車をチラッと見ながら、車内を歩いていたが、ぽつぽつと部屋が空いている。

やはり、春休みとゴールデンウィークの狭間の平日だから、あまり利用する人も少ないのかもしれない。

7号車に到着すると、ちょうどデッキのところに、2名ほどカメラを抱えた人が立っている。私と同じく、切り離し作業を見たい人だろう。

岡山について、ホームに降り立つ。
実際の様子は、静止画では伝えるのが難しいが、残念ながら動画を取れるものを持っていないので、YouTubeで探してみた。

▼【分割】「サンライズ瀬戸」+「サンライズ出雲」 岡山駅 切離作業
http://www.youtube.com/watch?v=IoB7vZdWOZI

サンライズ瀬戸の停車時間は5分。
駅員さんにそろそろ出ますよ、とせっつかれあわてて飛び乗った。

うーん、意外とあっさりしている。
出雲はこのあと出発するので、出雲側から見たほうが情緒があるのかも。

私はやや不完全燃焼な感じで、3号車のラウンジへ。
今度は瀬戸大橋を渡る風景を楽しむためだ。

ラウンジは、センターの廊下の両側に大きな窓があり、窓に向かってカウンターになっている。私は右隅の席に座り、車窓を眺めた。

外は雨。
風景は白くぼやけている。
この分だと、本来青い海と空を楽しめるはずが、台無しのようだ。

瀬戸大橋は、去年取材で一度来ている。
神戸からレンタカーで四国へ渡る際に利用した。
そのときは晴れていて、夜だった。

取材のテーマはドライブスポット。
瀬戸大橋のイルミネーションを橋のたもとにある公園から撮影した。
その後、瀬戸大橋を渡り四国へ向かった。

下はそのとき私が撮った写真。まんまとてぶれってる。
※取材用の写真はもちろんプロのカメラマンが撮影。

P9111573.JPG
P9111587.JPG

瀬戸大橋を渡る風景は、案の定雨で台無し。
一応写真を撮っていると、他のお客さんに話しかけられた。

両親よりも少し年齢は上だろうか、ツアーかなんかできているのか、 数名できているようだ。

「雨残念ですね。」などと、当たり障りのない会話をして、私は自分の客室へ戻った。

この後、高松についてから乗り換え今治へ向かい、ついに自転車に乗る。
雨は大丈夫だろうか。
ただただ、それだけが心配だ。

『自転車旅行始まる。今治〜大三島』へつづく

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しまなみ海道まで輪行で行って走る記事を探して行き当たりました。勝手ながらTBさせていただきました。 続きを読む

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